2014年11月5日水曜日

2014湘南国際マラソン記

ひそかに目標にしていた4時間を、ギリギリ切れず!(たぶん)
でも、めいっぱいがんばり、いまの力を出し切れたので満足です。

朝、会場に着いたところ。
富士山を発見♪
今年、ロードではひたすら低心拍のトレーニングばかりで、レースペースでまとまった距離を走ったのはわずかに2回だけでした。
さすがに設定ペースで走り切れるのか不安で、スタート直前に作戦変更。
「心拍数が160を超えない範囲」を優先(…あわよくば設定ペース…)で、いってみることにしました。
ペースの詳細はあとでまとめようと思います。

さて、今回は初めて相棒と別々にスタートしました。
私はエントリーをミスったようで、相棒よりひとつ後ろのEブロックに並びます。
スタート位置が見えないまま、集団でぞろぞろとスタート方面へ移動。
徳光さんや千葉さんに手を振って、ようやくスタートラインを踏んだのが、スタートから17分後くらいでした。

墜落してニュースになったマルチコプターの仲間にも、(そんな大変なことがあったとはつゆ知らず、)手を振っておきましたよ!
(リンク先の動画、先頭のスタートはこんな感じなんですね。この号砲、はるか後方で耳にしました。)
しかし、現場は大変だっただろうなぁ。
「待ったなし」でカメラをまわしてるところに手を振ったのだな、わたしは。

週間天気予報からの大逆転で晴れ!
さて、わたしのスタート。
集団のペースはやっぱり遅く、無理のない範囲で追い越します。
まぁしかし、どこまで行ってもとにかく人が多い!
前方の道路は見渡す限り人で埋め尽くされています。
ただ、同じように沿道に続く応援に感動。
山道をゆくトレラン続きだったので、(ああ、こうだった)と思い出しました。

早々に反対車線を戻ってくる車椅子ランナーに拍手したりして、最初のうちはのんきに(10kmかぁ、)なんて思いながら走ります。
ひたすら直線コースなうえ、地理が頭に入っていないので、目安は距離表示だけ。
いずれ折り返して反対車線を帰ってくるので、なんとなく目印になりそうなデニーズとか、ちょっとしたアップダウンは気にしておきました。(精神安定剤として)

そのうち、フルのトップのランナーとすれ違って、上位アスリートたちにも拍手!
あたりまえですが、速いー!
向こう側を走ってくるランナーの数も徐々に多くなります。

そして、(前回同様、)第一折り返し地点に着きそうでなかなか着かない!
(⇒未来の自分へ。風景が変わっても、まだ先は長いぞ。建物が現れ出してもまだまだだぞ。)
折り返し付近は、それぞれ試走しておいてもよさそうです。

コースの両端に折り返し地点が2か所。
じわじわ疲れてきてるけど、つぶれてしまうような感じはまだない。
10kmごとのタイムチェックでも、予定よりちょっと遅れているくらいです。

…と思いながら、はたと、目標のフィニッシュタイムをギリギリで計算したことを思い出しました。
つまり、「ちょっと遅れる」=アウト!笑

どこで気づいたのか忘れましたが、そこからの距離もまだあったので、「しばらくはペースを落とさないように維持して、最後の方で出し切る」という作戦に切り替えました。
エイドもなるべくロスがないように慌てつつ(笑)、ペースと心拍を頻繁にチェック。

思っていたよりも帰り道に登りがなかったことも励みになって(登りを想定して、帰りのペースは遅めに見ていた)、終盤、満を持して心拍優先からペース優先にシフト。
ただ、多少はペースアップするも、足が重くなかなか上がりません。
腕振りとか上体に注意してみたり、補給のタイミングを考えてみたりしました。

ようやくたどり着いた会場付近をいったん通り過ぎてから、がまた長い。
待望の第二折り返し地点を過ぎて、もはや回らない頭を働かせてみると、どうも、ラスト2kmをキロ5分で走れたら間に合うかも!
(いやぁ、そんなペースは無理だな)という考えが浮かびもしましたが、せっかくだったので、そこからさらに、ちょっと浮くくらい必死にがんばりました。
自分的にはギリギリ持ちこたえられるレベルで走れたと思います。
が、フィニッシュ地点でまさかの「手元の時計、押し忘れ」!笑

計測チップを切ってもらったり、メダルをかけたりしてもらってから、(あ)と気づいて時計をストップしたところ、1分ちょっとオーバー。
ランナーズアップデートによれば、30秒くらいオーバーでした。

と、わたしらしい、おっちょこちょいなフィニッシュでしたが、全体を通して、とてもよい経験ができました。
自己ベストも25分くらい更新できたはず!



さて、長くなっておりますが、トレーニングやペースのこともここにまとめてみようと思います。

ハセツネからの回復状態
(ポラールより)
ハセツネ(前レース)からのリカバリー後すぐに、湘南国際の調整期間(本来なら)が続いて難しかったけど、こうして見ると後半は運動不足。
特に、10/24以降にもう少し走りたかったなぁ。
(「水曜か木曜にポイント練習」を予定するも、仕事がパタパタで時間とれず。)

内容はこんな感じでした。

10/12(日)13(月)71.5km(ハセツネ)

10/19(日)20km(5:42/kmペース)
10/23(木)3km(トレッドミルで30分、途中5分を心拍ゾーン4)

10/26(日)14km(5:41/kmペース)
10/28(火)5kmジョグ(6:59/kmペース)

11/2(日)8km(前後をジョグ、途中2kmをレースペース)
11/3(月・祝)本番

4時間を切るには、たぶんトレーニングでのレースペースをあと20秒/kmくらい速めにせねばですね。
でも現状の走力では、これ以上ペースを上げると心拍が上がりすぎでした。

うーん、やっぱり直前のトレーニングは死守したいなぁ。
(体重管理もしやすいと思うし!)



さてつぎに、本番のペース配分について。
まず参考にしたのがこちら
 ↓
・昨年の湘南国際マラソン(同じコース)
・その前の北海道マラソン(初フルで自己ベスト、後半がんばれた)

のタイムをじーっと見つつ考えましたが、結局これを参考にしてみました。
マラソンレースシミュレーター

距離や目標タイムのほか、コース上の難所の位置(前半/後半/フラット)や、その他条件を入力すると、自動的にペース表が作れてしまうというスグレモノです。

(設定した条件)
(⇒その思惑)

1)前・後半のペース差 5 秒/km
⇒後半、少しペースが落ちるかなと

2)35km地点に壁
⇒登りもある気がしていて、念のため

3)壁とゴールのペース差 30 秒/km
⇒同じく念のため

4)3km地点まで 50 秒/kmのペースダウン
⇒スタート直後の渋滞を想定
(これは想定というより希望でした)

5)4km毎に 8 秒ロスタイム
⇒エイドやトイレでのロスを想定

5)のエイドは、実際きっちり4kmごとにあるわけではないので、コースに合わせて組み直してみたのがこちら。
実際の記録も並べてみます。

左が目標、右が実際。
青文字は、エイドを含むところ。
10kmごとのTOTALタイムを見ると、20kmまではほぼ目標通り。(奇跡的!)
30kmまでの10kmで少し落ちて、40kmまでで持ち直すという結果でした。
少し落ちてしまった20-30km区間にフォーカスしてみるとこんな感じです。

赤いところが20km-30km区間。
アップダウンが増えて、エイドも多かった?
(青グラフのつららのようなところがエイド)

★検証★ 想定した条件は妥当だったのか?

まず明らかなことは、目標タイム設定のミス! 痛恨の!
フィニッシュ直前に登り坂があるのもわかっていたのに…しくしく。
次回使わせていただく際には、ギリギリにせず必ずや余裕を持たせたいです。

1)前・後半のペース差 5 秒/km
 ⇒まあまあOK?

2)35km地点に壁
 ⇒まあまあOK?

3)壁とゴールのペース差 30 秒/km
 ⇒がんばれたから、こんなに必要なかった。
 多くても20秒/kmくらい?

4)3km地点まで 50 秒/kmのペースダウン
 ⇒このコースでは、5km地点までにしておくべし。
 しばらく行った先で車線が限られるから混雑しました。

5)4km毎に 8 秒ロスタイム
 ⇒エイドはもう少し時間を見ておくべし。
 10秒くらい?
 (そしてもう少し早めに出たい)

(その他)

・ほぼ全部のエイドで足に水をかけたのは疲労軽減になりました。
(整体の先生のアドバイスに感謝!)

・長期的には、またひたすらマフェトントレをしてみようと思います。

…他に何かあったら書き足します。

最後に、大会関係者のみなさま、応援してくださったみなさまに感謝です。
どうもありがとうございました!


0 コメント:

コメントを投稿